個別指導の時にどういったことをチェックするのか、一覧表にした指導講評セット、いわゆるチェックリストというものが存在する。
怪しいうわさとか怪文書とかじゃなくて、厚労省のホームページにもちゃんと掲載されている。今は。
これは例えば
有床義歯長期管理料について、次の不適切な例が認められたので改めること。
□ ①診療録に管理内容等に係る記載が[ない、乏しい]。
□ ②算定期間に誤りが認められた。
□ ③診療録に管理内容等の記載が画一的であり、実態に即した内容の記載となっていない。
みたいな感じ。
技官による差異を無くす、指導内容を平準化する、みたいな目的で作られたもので、昔は技官が適当に、ここをこう直せ、とか書き方が良くない、ってやってたみたいなんだけど、それではさすがにまずいだろうということになったようだ。
実はこのチェックリスト、ちょっと前までは公にされていなかった。
これを岡山の保険医協会が開示請求して、真っ黒に塗りつぶされたもの(通称のり弁)が開示されて(開示されたとは言えないんだけどね)それから意義を申し立てたりとか、いろいろやって、ようやく開示された。岡山の保険医協会ってすごいなぁと思う。
バレちゃあしかたねぇ、ってことで今はホームページに掲載されるようになった。
個別指導の時にはこの一覧表にそって各項目にチェックを入れていく、で、集計したものが指導結果になる。
ただ、このチェックリスト、ツッコミどころ満載なのだ。
それはまた別の機会で。